社内SEの年収は低い?実態と年収を上げる方法【体験談】

社内SEの年収は低いのかをテーマにしたブログアイキャッチ画像。実態と年収を上げる方法を解説 社内SEとは・働き方

「社内SEは年収が低い」

転職を考え始めると、こういった意見をよく目にします。
特にSIerで働いていると、「今より下がるのでは?」と不安になる人も多いはずです。

結論から言うと、
社内SE=年収が低いというのは誤解です。

ただし、「どこで働くか」によって年収が大きく変わるのは事実です。
この記事では、実体験をもとに社内SEの年収のリアルと、年収を上げるための考え方を解説します。


社内SEは本当に年収が低いのか

まず前提として、「低い」と言われる理由の多くは比較対象にあります。

一般的に、大手SIerやコンサル系は給与水準が高い傾向にあります。
プロジェクトで直接売上を生む構造のため、人件費も投資として扱われやすいからです。

そのため、一部の高年収ベンダーと比較すると、社内SEの方が低く見えることはあります。

ただし、それはあくまで一部の比較です。

私自身、32歳で社内SEに転職しましたが、そのタイミングで年収は約150万円上がりました。
現在は30代半ばで、年収は900万〜1100万円程度です。

つまり、社内SEという職種そのものよりも、
企業や業界による影響の方が圧倒的に大きいというのが実態です。

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年収が低いと言われる理由

「社内SEは低い」と言われる背景には、役割に対する誤解があります。

ベンダーは「専門職で稼ぐ側」
社内SEは「コスト部門」というイメージです。

確かに、社内SEは直接売上を生むわけではありません。
そのためコスト部門と見なされることもあります。

ただし、これは企業次第です。

現在では、ITは企業の中核です。
業務効率、サービス品質、競争力に直結します。

特にDXや生成AIの活用が進む中で、
IT部門の重要性はむしろ高まっています。

ITを重要と考える企業では、社内SEの評価も自然と上がります。


年収が低くなりやすい会社の特徴

ここは非常に重要です。

社内SEでも年収が低くなりやすい会社には、共通点があります。

それは、ITを単なるコストとしか見ていない企業です。

例えば、

  • システム投資に消極的
  • IT部門の発言力が弱い
  • 外注任せで内製の意識が低い

こういった企業では、社内SEの価値も上がりにくくなります。

また、中小企業も注意が必要です。
単純に給与テーブルの上限が低いため、高年収は出にくい傾向があります。

「社内SE=低い」ではなく、「その会社が低い」

この視点が非常に重要です。

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年収が高くなりやすい会社の特徴

逆に、高年収を狙える企業もはっきりしています。

まずは、ITが事業の中心にある企業です。

例えば、

  • ITサービス企業
  • EC・プラットフォーム企業
  • データ活用を軸とした企業

こういった会社は、ITの価値が直接収益に結びつくため、給与水準も高くなりやすいです。

また、金融業界も代表例です。
セキュリティやガバナンスの重要性が高く、IT人材への投資が大きいためです。

さらに重要なのは、企業の姿勢です。

例えば、企業のIR情報や中期経営計画を見ると、

  • DX推進
  • システム刷新
  • 生成AI活用

といった記載がある企業は、IT投資に積極的な可能性が高いです。

こうした企業は、社内SEの待遇も良くなりやすいです。

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年収を上げるためにやるべきこと

ここからが一番重要です。

社内SEで年収を上げるには、スキルよりも「選び方」が重要です。

まずやるべきは、業界の年収を調べることです。
同じ職種でも、業界で大きく差が出ます。

次に、企業規模を確認します。
大企業の方が給与テーブルが安定しており、上限も高い傾向があります。

さらに、ITへの投資姿勢を確認します。
これはIRや採用ページを見ると分かります。

つまり、「職種」ではなく「会社選び」がすべてです。


【実践】年収で失敗しないためのチェックポイント

ここは実際に転職活動で使える視点です。

企業を見るときは、以下を確認してください。

まず、IR資料や中期計画です。
DXやIT投資の記載があるかを見ます。

次に、IT部門の規模です。
社内SEが1〜2人しかいない会社は、評価されにくい可能性があります。

さらに、システム投資の実績です。
刷新や新規開発の話があるかを見ると判断しやすいです。

最後に、求人票の役割です。
単なる保守運用なのか、企画や改善まで含まれるのかで大きく変わります。

このあたりを見れば、“ハズレ企業”はかなり避けられます。


SIerと比べたときの“コスパ”

年収だけで判断するのは危険です。

私の場合、社内SEに転職してストレスは明確に減りました。

板挟みの構造が減り、働き方の自由度が上がりました。

土日対応や過度な残業も減っています。
その結果、生活の満足度は大きく上がりました。

年収が同じでも、働き方の体感はまったく違います。

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結論:社内SEの年収は“会社次第”

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社内SEは年収が低いというのは誤解です。

ただし、どの企業でも高年収になるわけではありません。
年収はあくまで会社次第です。

だからこそ重要なのは、

  • 業界選び
  • 企業選び
  • IT投資の実績

この3つです。

ここを外さなければ、
社内SEでも高年収と働きやすさを両立できます。

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